苦手を克服するのは素晴らしい。だけど、苦手は苦手のままにしておくのも人生においては必要。
あなたは、
「苦手は克服しろ」それとも「苦手は苦手で良いのでは」どちらのタイプ?
結論から言うと私は
「苦手は苦手のままで良いのでは」という考えです。
いつか克服したいと思えたのならその時に挑戦すれば良いと思っています。
”気合い”や”根性”という言葉で叱咤激励をされた時代を生きてきた私は苦手なら努力しろ決して逃げるなという教えをされてきました。
このケースについては、言われていないと言う人もいるので全てがそうであるわけではありません。あくまで私はそう教えられてきました。しかし、それが凄く嫌いでした。その物事が今すぐに生死にかかわるような事ならば生存本能をかけて努力するとは思いますが、そうでないケースが大半です。
それもあって私は子供にこの言葉は使いません。
本人がその苦手を克服したいと強く願うなら応援はしますというスタンスです。
苦手を克服するという事は、それ相応の精神を削る事になります。自身で決めてその精神を削ってでも挑みたいのであれば良いですが、人にどうこう言われて決める事ほど精神的な負担はありません。
親に言われたから上司に言われたから先生に言われたからなどなど言ってくる人はいると思います。しかし、自身の心身的なキャパシティを理解せずに言われるがままやって心身をボロボロにしても誰もその責任はとってくれません。最終的に決めたのは自分であると言われてしまいます。
私は基本的に心身を第一に考えるべきという思考の人間なのでそぐわない状況であるならば無理やり苦手を克服する必要はないと考えます。
もしそれが克服しなければならない事であるならばその課題に取り組む前に自身の状況をしっかり見つめてから挑戦してほしいと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。